
“マスターっぽくない距離感で”ゲイバーゆうきで話す夜
新宿二丁目にあるゲイバー「ゆうき」。フケ若・若フケが集まるお店でありながら、年齢や体型にとらわれすぎず、誰かと自然に話せるアットホームな空気が流れています。今回は、マスター感を出しすぎず、なんでも気軽に話せる存在でありたいというゆうきさんに、お店を始めたきっかけ、守りたい距離感、そして休みの日の意外な一面まで伺いました。
【マスター】 ゆうきさん
マスター感を出しすぎず、なんでも気軽に話せる存在でありたいと話すゆうきさん。フケ若・若フケが集まるアットホームな空気を大切にしながら、バレーボールやポーカーなど、店外でも人とのつながりを楽しむマスターです。
新宿二丁目の「ゆうき」へ
新宿二丁目の街を歩いて、今回向かったのはゲイバー「ゆうき」。外観から入口、扉の前まで進むと、初めて行くお店ならではの少し緊張する時間があります。
ただ、扉の先にあるのは、平日はしっぽり、週末はにぎやかに過ごせるアットホームな空間。まずは入口までの雰囲気を、写真で辿っていきます。



店内の雰囲気
扉を開けると、そこにはアットホームで話しやすい空気が流れています。平日はしっぽり落ち着いて、週末はにぎやかに。カウンターではお客さん同士の会話も自然に広がり、スタッフもよく話してくれるお店です。
来店される客層:20代〜60代後半まで幅広く、メインは30代〜50代。
お店の雰囲気:フケ若・若フケが自然に集まり、平日はゆっくり、週末は会話が広がります。
大切にしていること:悩みを持ったまま帰らせず、最後に「来てよかった」と思ってもらうこと。
まずは席に座って、ゆうきさんと乾杯








店名は、お客さんの一言から
「ゆうき」という店名は、どこか人の名前らしい親しみがあります。実際に、その名前はお客さんとの会話から自然に決まっていったそうです。




飾りすぎない店名には、ゆうきさん本人の距離感も重なります。肩書きよりも、名前で呼べる近さ。そこに、ゆうきというお店の空気が少し見える気がしました。
フケ若というジャンルで、二丁目を盛り上げたい
ゆうきさんがお店を始めたのは、2019年4月19日。もともと接客が好きで、自分のお店を持ちたいという想いがあり、以前のお店を卒業する形で「ゆうき」をOPENしました。
お店のコンセプトとして大切にしているのは、フケ若・若フケの空気。年齢の違う人同士が自然に話し、時にはゆったり、時には楽しく過ごせる場所を目指しています。
昔は、おじさん同士、若い子同士で距離があった時期もあるそうです。だからこそ、年齢の違いを壁にしないで、同じ場所で楽しく飲める空気を作っていきたい。そんな想いが、ゆうきというお店の土台にあります。
1年目は、集客と向き合う日々
お店を始める時に大変だったことを聞くと、ゆうきさんは「1年目」と答えてくれました。お店をOPENしてすぐに、自然とお客さんが集まるわけではありません。




お客さんを増やすだけではなく、どんな空気のお店にしていくか。どんな人が居心地よく過ごせる場所にするか。1年目の大変さは、ゆうきというお店の土台を作る時間でもあったのだと思います。
守りたいのは「楽しかった」と言ってもらえる空気




アットホームなお店だからこそ、ただ距離が近ければいいわけではありません。楽しく飲める空気を守るために、プライベートとお店での距離感をきちんと分けること。仲が良い相手にも、礼儀を忘れないこと。
その線引きがあるからこそ、初めて来た人も安心して過ごせるのだと思います。
スタッフも、お客さんも、会話のある場所
サイトを見たお客さまへのメッセージを伺うと、ゆうきさんから返ってきたのは、とてもまっすぐな言葉でした。


初めてのゲイバーで不安になるのは、ひとりで浮かないか、会話に入れるかということ。ゆうきは、その不安を少し軽くしてくれるお店かもしれません。
休みの日は、バレーとポーカーで全国へ
お店で話している時のゆうきさんは、落ち着いた距離感で場を見てくれる印象。けれど、休みの日の過ごし方を聞くと、かなりアクティブな一面も見えてきました。






新宿二丁目のお店に立つゆうきさんと、全国の大会を飛び回るゆうきさん。お店の外にも人とのつながりがあり、その広さが店内の会話にもつながっているのかもしれません。
最近ハマっているのはポーカー
最近ハマっていることを聞くと、ゆうきさんから出てきたのはポーカー。ゲイの中でもやっている人が多いそうで、ここにもまた、遊びながら人とつながるゆうきさんらしさがあります。




接客が好きでお店を始めたという話とも、休みの日の過ごし方は自然につながります。営業中も休みの日も、ゆうきさんの周りには人がいる。そんな人との距離感が、お店のアットホームさにも表れているようでした。
昔は怖かった?今だから笑える話
振り返ってみて、今だから笑える話を聞くと、ゆうきさんは少し笑いながら「昔は怖かったらしい」と話してくれました。






親しき仲にも礼儀あり。けれど、決して堅苦しいわけではない。最後に少し笑って終われるところも、ゆうきさんらしい魅力でした。
ふらっと視点で見たゲイバーゆうき

ゲイバーゆうきは、フケ若・若フケが集まるお店でありながら、入口の印象は思っていたよりも広いお店でした。年齢も体型も幅があり、普通・太めの方を中心に、誰かと自然に話せるアットホームな空気があります。
印象的だったのは、ゆうきさんが「マスター感」を出しすぎていないこと。肩書きで距離を作るのではなく、ゆうきさんと呼べる近さがあるから、恋愛相談も日常の話も自然に出てくるのだと思います。
一方で、ただ距離が近いだけではなく、「親しき仲にも礼儀あり」という線引きも大切にしている。楽しく飲める空気を守るための節度があるから、初めての人にも安心感があります。休みの日はバレーで全国を飛び回り、最近はポーカーにもハマっているという一面も、ゆうきさんの人とのつながり方を感じさせてくれました。
平日はしっぽり、週末はにぎやかに。「そんなに怖くないから安心して」という言葉どおり、初めてでもふらっと覗いてみてほしい一軒です。
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