30名全員が「健康」を選択
67ptで最多。体の変化だけでなく、自立した生活をいつまで続けられるかも語られました。
50代のゲイ男性30名に、いま気になっている悩みを聞きました。ランキングだけでなく、寄せられた言葉から、健康・お金・仕事・家族・恋愛・友人関係の背景を読み解きます。
今回のアンケートで見えてきた4つのポイントを、先にまとめました。
67ptで最多。体の変化だけでなく、自立した生活をいつまで続けられるかも語られました。
通院や介護の費用と、働けなくなった時の収入が一つの心配として重なっています。
定年後の収入だけでなく、仕事を離れた後も社会とどうつながるかが話題になりました。
高齢の親を支えることと、自分が支えを必要とする将来が同時に意識されています。
集計は、1位3pt・2位2pt・3位1ptとして加算しています。
※本調査は50代ゲイ男性30名の回答を整理したもので、50代ゲイ男性全体を代表するものではありません。
健康は67ptで1位。30名全員が選び、12名が1位に挙げました。体の痛みや疲れ、通院だけでなく、いつまで動けるか、自分の生活を保てるかまで話題が広がっています。
健康は、病気を避けるためだけのテーマではありません。働くこと、人と会うこと、好きなことを楽しむこと、自分で生活することを続けるための土台として意識されていました。
お金は52ptで2位。25名が選び、10名が1位に挙げました。年金、貯蓄、家賃、医療・介護費など、定年後の暮らしにいくら必要なのか見えにくいことが悩みになっています。
将来に備えたい一方で、今をすべて我慢したいわけでもありません。必要額が決められないからこそ、どこまで貯め、どこまで現在の暮らしに使うかで迷いが生まれています。
仕事は25ptで3位。13名が選びました。定年までの残り時間が見える一方で、その後も働くのか、今と同じ働き方を続けられるのかは決まっていません。
仕事は収入だけでなく、生活のリズムや人との接点もつくっています。体力と収入に無理のない形で、どんな役割や社会とのつながりを残すかが考えられていました。
家族は20ptで4位。12名が選びました。高齢になった親の健康や介護、実家との距離、相続など、何かが起きた時にどう動くのかが具体的な悩みになっています。
親を気にかけても、距離や仕事、体力、費用の壁があります。また、親を支えるだけでなく、自分が介護を必要とした時に誰を頼るかも避けられない問いになっています。
恋愛は12ptで5位。8名が選びました。出会いの機会が減ったと感じる人や、一人で過ごし続けることに不安を持つ人がいます。
求められていたのは恋愛の刺激より、これからの日常を穏やかに共有できる関係でした。体調や老後について話せる相手がいることも、心の支えとして意識されています。
友人関係は3ptで6位。1名が1位に選びました。自由記述がないため、選択した本人の詳しい背景までは読み取れません。
以下は、友人関係を選んだ1名の自由記述ではなく、別の項目を選んだ回答者が将来のつながりについて触れた内容です。
選択者が1名のため、50代全体の傾向として広く語ることはできません。ただ、仕事や恋愛の回答にも、人との接点を失う心配は表れていました。
項目をまたいで見ると、健康、お金、仕事、家族は別々の悩みではありません。自立した暮らしを続けるために、体とお金、人とのつながりをどう整えるかという一つの問いになっていました。
体調を崩せば、通院や介護の費用が増えるだけでなく、働ける時間や収入も変わります。健康を守ることと、お金を準備することが、同じ備えとして重なっています。
長く働く必要があっても、今と同じ働き方を続けられるとは限りません。収入に加えて、退職後も社会との接点を残せる働き方が意識されていました。
高齢の親を支える時期と、自分自身が病気や介護を意識する時期が重なっています。支える側でありながら、将来は支えを必要とする可能性も見えていました。
本調査の結果を正確に読んでいただくため、調査目的、対象、設問、集計方法、結果の見方をまとめます。
50代ゲイ男性の悩みに関するアンケート調査
50代ゲイ男性が現在抱えている悩みと、その背景を記録・可視化すること
ふらっとゲイバーマップ編集部
2026年
50代のゲイ男性
30名
お金/仕事/恋愛/健康/友人関係/家族
優先順位をつけた最大3項目の選択回答と自由記述
回答者には、「お金」「仕事」「恋愛」「健康」「友人関係」「家族」の6項目から、現在気になっている悩みを最大3項目まで、優先順位をつけて選んでもらいました。あわせて、それぞれを選んだ理由を自由記述で回答してもらいました。
ランキングは、1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptとして加算し、合計ポイントの高い順に作成しています。3位が未回答の回答者が1名おり、その順位にはポイントを加えていません。今回の総ポイントは179ptです。
1位から3位のいずれかで、その項目を選んだ回答者の人数です。
1位3pt・2位2pt・3位1ptを合計した、ランキング作成用の数値です。
回答者の割合ではなく、総ポイント179ptに占める各項目のポイント構成比です。
回答の意味を変えない範囲で、読みやすい表記に整えています。
今回の調査にご協力いただいた皆さまへ、心より御礼申し上げます。ふらっとゲイバーマップでは、年代ごとの悩みや価値観の変化を継続して記録するため、本調査を毎年実施していく予定です。これからも一人ひとりの声を大切に、今を生きるゲイ男性のリアルを丁寧に届けてまいります。
本調査結果を引用・転載する場合は、「ふらっとゲイバーマップ調べ」と本記事のURLを明記してください。取材、掲載、データの確認に関するご相談は、お問い合わせページよりご連絡ください。
60代のアンケートは、あと15名分の回答が集まり次第、集計と記事制作を進めます。公開まで、少々お待ちください。