いちばん多かったのは「健康」の悩み
60ptで、30名のうち25名が選び、14名が1位に回答しました。
40代のゲイ男性30名に、いま気になっている悩みを聞きました。ランキングだけでなく、寄せられた言葉から、健康・お金・仕事・家族・恋愛・友人関係の背景を読み解きます。
今回のアンケートで見えてきた4つのポイントを、先にまとめました。
60ptで、30名のうち25名が選び、14名が1位に回答しました。
体調の変化と、医療費・収入・老後への備えが重なっていました。
今の働き方を何歳まで続けられるのか、迷う声が寄せられました。
地方での出会い、治療中の恋、長年のパートナーなど、状況はさまざまです。
集計は、1位3pt・2位2pt・3位1ptとして加算しています。
※本調査は40代ゲイ男性30名の回答を整理したもので、40代ゲイ男性全体を代表するものではありません。
「健康」は25名が選び、そのうち14名が1位に回答しました。体力の低下や痛み、生活習慣病、持病、現在の治療など、すでに起きている変化が多く挙げられています。
回答から見えたのは、健康が単独の悩みではなく、これからの働き方や生活設計を決める前提になっていることです。体調を崩した時の収入や、必要な時に頼れる相手まで意識されていました。
「お金」は21名が選びました。物価上昇や貯蓄不足、給与が増えにくいことに加えて、老後資金や急な出費への備えも挙げられています。
お金の悩みを大きくしていたのは、「何歳まで働けるか」と「何歳まで生きるか」の両方が分からないことでした。医療、介護、住まい、パートナーとの暮らしに、どこまで備えればよいのかが問われています。
「仕事」は14名が選びました。地域の人口減少、上がらない給与、異動後の人間関係、将来の開業など、置かれている状況によって悩みは異なります。
仕事では、今の働き方を続ける場合にも、別の道へ動く場合にもリスクがありました。体力や持病、地域の雇用環境、年齢を踏まえながら、生活を守れる選択を探しています。
「家族」は9名が選びました。親の高齢化や介護、認知症に加えて、実家の処分、墓じまい、カミングアウトなど、これから向き合う課題が挙げられています。
家族の悩みには、親を心配する気持ちと、自分が何を担うのか分からない戸惑いが重なっています。親の老いによって、先送りしてきた役割や伝え方が具体的な問題になり始めていました。
「恋愛」は11名が選びました。2位に挙げた人はいませんでしたが、3位では8名が回答。地方での出会い、長年のパートナー、治療中の恋など、置かれた状況はさまざまです。
恋愛では、恋人がいるかどうかよりも、自分に合う関係をどう続けるかが語られていました。恋愛を望まない人も、パートナーを求める人も、今いる相手との生活を守りたい人もいます。
「友人関係」は9名が選びました。ゲイであることを含めて相談できる相手や、すぐに会える距離の友人を大切にしたいという声が寄せられています。
友人関係で重視されていたのは、人数よりも相談しやすさと距離でした。仕事や体力、住む場所が変わっても、日常を無理なく共有できるつながりが求められています。
40代の回答では、健康が一つの項目だけで終わっていません。体調が変われば働き方や収入が変わり、治療や介護はパートナー、家族、友人との関係にも影響します。
通院費だけでなく、働けなくなった時の収入や老後資金も含め、健康とお金が同じ生活課題として考えられていました。
今の仕事を続けられるのか、負担を減らすと収入はどうなるのか。働き続けるための条件を見直す声が表れています。
パートナーとの将来や、治療中に相手へ負担をかけたくない気持ちなど、健康が親密な関係の選択にも影響していました。
本調査の結果を正確に読んでいただくため、調査目的、対象、設問、集計方法、結果の見方をまとめます。
40代ゲイ男性の悩みに関するアンケート調査
40代ゲイ男性が現在抱えている悩みと、その背景を記録・可視化すること
ふらっとゲイバーマップ編集部
2026年
40代のゲイ男性
30名
お金/仕事/恋愛/健康/友人関係/家族
優先順位をつけた最大3項目の選択回答と自由記述
回答者には、「お金」「仕事」「恋愛」「健康」「友人関係」「家族」の6項目から、現在気になっている悩みを最大3項目まで、優先順位をつけて選んでもらいました。あわせて、それぞれを選んだ理由を自由記述で回答してもらいました。
ランキングは、1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptとして加算し、合計ポイントの高い順に作成しています。3位が未回答だった1名については、その順位にポイントを加えていません。総選択数は89件、総ポイントは179ptです。
1位から3位のいずれかで、その項目を選んだ回答者の人数です。
1位3pt・2位2pt・3位1ptを合計した、ランキング作成用の数値です。
回答者の割合ではなく、総ポイント179ptに占める各項目のポイント構成比です。
回答の意味を変えない範囲で、読みやすい表記に整えています。
今回の調査にご協力いただいた皆さまへ、心より御礼申し上げます。ふらっとゲイバーマップでは、年代ごとの悩みや価値観の変化を継続して記録するため、本調査を毎年実施していく予定です。これからも一人ひとりの声を大切に、今を生きるゲイ男性のリアルを丁寧に届けてまいります。
本調査結果を引用・転載する場合は、「ふらっとゲイバーマップ調べ」と本記事のURLを明記してください。取材、掲載、データの確認に関するご相談は、お問い合わせページよりご連絡ください。
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