バーの数だけ出会いがありドラマがある。 ママさんのお店に対するこだわりや ちょっとしたプライベートを覗き見できる “一期一会”ならぬ、“一期イチGAY”
GaBBy the globe 一期イチGAY アイキャッチ
池袋エリアのゲイバー

“自分らしくいられる場所を”GaBBy the globeで乾杯

池袋駅西口から徒歩3分。地下へ降りた先にあるゲイバー「GaBBy the globe」。お客さん同士の会話も大切にするガクさんに、店名に込めた想い、ゲイバーを続ける理由、そしてGaBByで生まれるつながりについて伺いました。

初めてでも入りやすい 20代〜70代 若者が集まる その日ごとに雰囲気が違う
GaBBy the globe ガクさん
インタビュー協力 / GaBBy the globe

【ママ】 ガクさん

お客さん同士の会話も大切にする、気遣いのあるママ。おしゃべりで満たされた空間を守りながら、誰もが自分らしくいられる時間を作り続けています。

池袋駅西口から、地下のGaBByへ

池袋駅西口から徒歩3分ほど。藤井ビルの地下1階にあるのが、今回お邪魔したGaBBy the globeです。

池袋でゲイバーを探して来る方はもちろん、要町・椎名町方面や沿線の乗り換えついでに立ち寄る方も。二丁目に行ったことがなく、GaBByでゲイバーデビューした方も多いそうです。

  • 1池袋駅西口を出て、西池袋方面へ。
  • 2藤井ビルを目印に、地下1階へ降りる。
  • 3扉の先に広がるのがGaBBy the globe。

おしゃべりで満たされた、地下の空間

店内はカウンター8席、テーブル18名程度。立ち飲みを合わせると35名ほど入れる広さがあり、その日によって楽しみ方が違うお店です。

ふらっと
ガクさん、本日はよろしくお願いいたします。
ガクさん
よろしくお願いします。今日はゆっくり話していってください。うちは、お客さん同士で話していることも多いお店なんです。
ふらっと
ひとりで来ても、いつの間にかみんなで話しているような感じですか?
ガクさん
そう。ひとりで来ても、お客様同士みんなで一緒に語らう形になることが多いかな。そっちの方が、ひとりで来てもみんなで話せるから。

GaBBy the globeという名前に込めた想い

ふらっと
お店の名前には、どんな意味が込められているんですか?
ガクさん
アタシの名前が学なので、そこを文字った名前にしたかったんです。globeには普遍的な意味もあって、世界に通用するようなバーにしたいという想いもあります。
ガクさん
でも、世界的な店というより、時代が変わっても大切なものは変わらないお店にしたい。べちゃくちゃお喋りで満たされた空間にしたいんですよね。

GaBBy the globeの「globe」に込められているのは、ただ大きな世界を目指すという意味だけではありません。人が集まり、話し、笑って、自分らしくいられる時間。その価値は、時代が変わっても変わらない。

ガクさんの言葉を聞いていると、店名そのものが、GaBByという場所の在り方を表しているように感じます。

世界的な店ではなく、時代が変わっても大切なものが変わらない店にしたい。

自分らしくいられる場所を作りたかった

GaBBy the globeは、2017年6月に始まったお店です。ガクさんが作りたかったのは、ゲイの方々が安心してゆったり過ごせる場所でした。

ふらっと
お店を始めたきっかけも、聞いてもいいですか?
ガクさん
職場でストレスの中にいたり、カミングアウトしないで自分を殺して生きている人も多いじゃないですか。うちに来てくれた時間は、自分らしくいられて、生きてることを実感できる場所を作りたいんです。

ガクさんの言葉は、ゲイバーをただ飲む場所としてではなく、誰もが自分に戻れる場所として見つめているようでした。

ゲイバーを知っていることで、ストレスを解消できるかもしれない。話せる相手がいることで、抱えていたものが少し軽くなるかもしれない。そうした想いが、GaBBy the globeの根っこにあります。

つらい時に、誰かと話せる場所があること。名前を呼ばれ、顔を覚えてもらい、また来たねと言ってもらえること。その小さな積み重ねが、誰かにとっては大きな支えになるのかもしれません。

GaBByに来てくれた時間だけでも、自分らしくいられるように。

忘れられない言葉が、続ける理由に

ガクさんがお店を始めた背景には、「つらい時に、ひとりで抱え込まなくていい場所を作りたい」という想いがあります。

その想いをより強くした出来事がありました。以前、GaBByで過ごしていたA君が亡くなられたあと、ご家族からガクさんのもとへ連絡があったそうです。

もっと何かできたのではないかという申し訳なさが残る中で、ご家族から届いたのは、GaBByで過ごした時間への感謝の言葉でした。

ふらっと
その場所があったことを、ご家族が覚えてくださっていたんですね。
ガクさん
そう。家族の方から「A君が一番自分らしくいられた場所だったから、ここで過ごせてよかった」って言われたんです。

その言葉は、GaBByがA君にとって、ただお酒を飲む場所ではなかったことを教えてくれるものでした。

救えなかったことへの申し訳なさ。それでも、GaBByで過ごした時間をご家族が「自分らしくいられた場所」として覚えていてくれたこと。だからこそガクさんは、今もこの出来事を胸に置きながら、お店に立っているのだと思います。

一人でも、ひとりで抱え込む人がいなくなれば。

優しさの持ち寄りでできているお店

ふらっと
お店として、大切にしていることはありますか?
ガクさん
いい場所って、自分たちだけでは作れないと思っているんです。優しさの持ち寄りでできるものだと思っていて。
ガクさん
人を尊重し続けられるから、互いの違いを認めた上で優しさを渡せる。そういう場所でありたいですね。

GaBBy the globeでは、お客さん同士の会話が自然に生まれます。ただし、それは放任ではありません。

嫌がっているのに強引に話しかけていたり、困っている人がいたりした時には、ガクさんがきちんと間に入る。にぎやかさの中に、場を見守る気遣いがあるからこそ、初めての人も輪に入りやすいのだと思います。

優しさの持ち寄りで、いい場所はできていく。

枝豆とボトルシールから会話が広がる

GaBBy the globeには、会話が生まれる小さな仕掛けもあります。たとえば、お通しの枝豆はおかわり無料。気軽につまみながら、隣の人との会話が少しずつ始まります。

GaBBy the globe 枝豆

枝豆はおかわり無料。お酒を飲みながら、会話の合間に気軽につまめます。

GaBBy the globe ボトルシール

ボトルシールの日付は来店日の記録。隣同士で会話が弾むきっかけにもなります。

ふらっと
このボトルシール、日付が入っているんですね。
ガクさん
そうなんです。来店日がわかるようにしていて、月6回来てくれた方にはボトルを1本プレゼントしているんです。基本的にはグランブルーになります。
ガクさん
それだけじゃなくて、隣のお客さん同士で「この前一緒でしたよね」って会話が弾むこともあるんですよ。

キャンペーンでありながら、ただの特典で終わらない。ボトルシールに残る日付が、次の会話の入口になる。こういう細かいところにも、GaBByらしさが出ていました。

Campaign

初めてから常連まで、楽しみ方が増えるキャンペーン

GaBByには、入口のハードルを下げる特典から、通うほど嬉しくなるサービスまで用意されています。初めての一杯にも、何度も通う楽しみにもつながる内容です。

若い世代向け

25歳以下セット料金半額

若い世代が池袋でゲイバーデビューしやすい入口になるキャンペーンです。

初回来店向け

新規限定 初回1ドリンク無料

初めてGaBByへ行く人も、最初の一杯を頼みやすいサービスです。

常連さん向け

月6回来店でボトル1本

ボトルシールの来店日が、通う楽しみと会話のきっかけになります。

回遊特典

池袋店&上野店ハシゴ特典

同日にハシゴするとショット1杯プレゼント。GaBByを回遊する楽しみ方もあります。

失恋した日も、笑顔で立ち続ける

ふらっと
お店を続ける中で、大変だったことはありますか?
ガクさん
ゲイバーのママあるあるだと思うの。失恋した日も笑顔でいなければならないのよ。
ガクさん
笑顔でフラれたことを、周りには伝えない。泣きながら笑顔でいるのよ。

明るく見える場所にも、続けている人にしかわからない大変さがあります。けれど、その日も誰かにとってはGaBByに来る大切な夜かもしれない。

だからガクさんは、笑顔でカウンターに立ち続ける。気遣いのあるママという言葉の奥には、そんな強さもありました。

今だから笑える、ガクさんらしい本音

大変なことはたくさんある。身体的にも大変。立ち仕事で、飲み仕事。けれど、好きだからやれる。そんな話の流れで、急にガクさんらしい本音が飛び出しました。

ふらっと
それでも続けられるのは、やっぱりお酒が好きだからですか?
ガクさん
お酒は好きじゃないわ(笑)
ふらっと
え、じゃあ何が好きなんですか?
ガクさん
ちんぽと渋沢栄一よ。笑
ガクさん
ていうのは冗談で、趣味と実益よ。

深い話をしたと思ったら、急にゲイバーらしい軽さで笑わせてくれる。真面目さと冗談の距離が近いのも、ガクさんの魅力です。

初めてのゲイバーと今の人たちへ

ふらっと
初めて行ったゲイバーの思い出ってありますか?
ガクさん
1人で行ったら2人で帰ることだと思ってたわ。昭和の頃はよかったなーと思うところが、くっつけてくれるママがいたのよ。
ガクさん
今の人たちは消極的な気がして、もっと言えばいいのにって思うわ。

お客さん同士の会話を大切にするガクさんの姿勢には、昔のゲイバーで見てきたママたちの存在も重なっているのかもしれません。

ただ飲ませるだけではなく、人と人の間に少しだけ橋をかける。GaBByで自然に会話が生まれる理由が、少し見えた気がしました。

休日はスーパー銭湯とゲームでクールダウン

週末の営業が終わると、ガクさんはスーパー銭湯へ行って体を休めることが多いそう。関東近郊で100軒ほど巡ったというから、かなりの銭湯好きです。

ふらっと
おすすめのスーパー銭湯ってありますか?
ガクさん
熊谷天然温泉 花湯スパリゾートは、露天も広くて人が混まなくてゆったりできるの。
ガクさん
幕張温泉 湯楽の里はオーシャンビューが最高なの。景色も、筋肉系の人が多くて中の景色もいいの(笑)
ガクさん
あとは綱島源泉 湯けむりの庄。すごく綺麗で、食事処がオリジナルのメニューが多くて、どれも美味しいんです。

スーパー銭湯巡りのほか、テレビゲームや将棋も好きというガクさん。ディアブロ4、三国志、ウイニングポストなど、営業中とはまた違う顔が少し見えた気がしました。

ボトルコールは、てててて、ぎゃーびー

ふらっと
最後に、GaBByらしい締めの言葉ってありますか?
ガクさん
ボトルコールはあるわよ。てててて、てててて、ぎゃーびー。
ふらっと
一度聞いたら、ちょっと頭に残りますね(笑)
てててて、てててて、ぎゃーびー。

真面目な想いも、軽やかな冗談も、お客さん同士の会話も、全部ひっくるめてGaBBy the globeの時間。池袋の地下には、ただ飲むだけではない夜がありました。

ふらっと視点で見たGaBBy the globe

本日のゲイバーはこんなところでした

GaBBy the globeは、お客さん同士の会話が自然に生まれるゲイバーでした。ひとりで来ても、いつの間にか誰かと話している。そんな空気が、ガクさんの気遣いによって守られています。

店名に込められた「時代が変わっても大切なものは変わらない」という想いも印象的でした。ゲイバーを、自分らしくいられる場所として作り続けていることが、言葉の端々から伝わってきます。

失恋した日も笑顔で立ち続ける強さがあり、同時に「ちんぽと渋沢栄一よ」と笑わせる軽さもある。そのバランスが、GaBByの夜を重くしすぎず、でも薄くもしない温度にしているのだと思います。

枝豆やボトルシールのような小さな仕掛けも含めて、会話が生まれるきっかけがあるお店。池袋でゲイバーデビューしたい方にも、ふらっと立ち寄りやすい一軒です。

GaBBy the globeの基本情報はこちら

料金・営業時間・アクセスなど、来店前に確認したい詳しい情報は基本情報ページにまとめています。

イベント情報「無料GaBBy」の記事はこちら

GaBByのイベント内容は、別途公開予定の記事で紹介します。正式URLが公開され次第、この導線を差し替えます。

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