バーの数だけ出会いがありドラマがある。 ママさんのお店に対するこだわりや ちょっとしたプライベートを覗き見できる “一期一会”ならぬ、“一期イチGAY”
もふもふ 一期イチGAY アイキャッチ

“推し活”も“オタ活”も、もふもふで酒

新宿三丁目駅C8出口から徒歩5分。推し活も、ゲームの話も、人生相談も受け止めてくれるサブカルアイドルゲイバー「もふもふ」にお邪魔しました。

平日しっぽり 週末にぎやか/ワイワイ 20代〜50代 ダイバーシティーバー サブカルアイドルバー
もふもふ 猛虎さん
インタビュー協力 / もふもふ

【ママ】 猛虎さん

推し活も人生相談も大歓迎。見た目だけで決めつけず、まずは話してみたいという想いを大切にする、人の魅力を見つけるのが得意なママです。

新宿三丁目C8から、もふもふへ

新宿三丁目駅C8出口を出て、徒歩5分ほど。江花ビルの3階に見えてくる看板を目印に、今回はサブカルアイドルゲイバー「もふもふ」さんへ向かいます。

  • 1新宿三丁目駅C8出口を出て、新宿二丁目方面へ。
  • 2江花ビルの3階に見える看板を目印に。
  • 3階段を上がると、装飾された扉が見えてきます。

店内の雰囲気

扉を開けると、そこにはどこか宅飲みのような空気が流れていました。カウンターではお客さん同士が会話を楽しみ、それぞれがお酒を片手に思い思いの時間を過ごしています。

来店される客層:20代〜50代まで幅広く、特に30代のお客さんが多い印象。ゲイの方だけでなく、女性、ノンケの方、コスプレイヤーさん、女装さん、アイドル好きやゲーム好きなど、本当にさまざまな方が集まります。

お店の雰囲気:平日は宅飲みのようにゆったり、週末は親戚や友達が集まる飲み会のように賑やか。推し活、ゲーム、アニメ、相撲、仏像など、好きなものの話をきっかけに自然と会話が広がります。

大切にしていること:悩みを持ったまま帰らせず、最後に「来てよかった」と思ってもらうこと。見た目や属性だけで決めつけず、まずは一人ひとりと話してみる距離感を大切にしています。

好きなものの話をしながら飲む人もいれば、気づけば隣のお客さんと話が始まっている人もいる。肩肘張らず、ゆるっと、もふもふっと過ごせる自由な時間が流れているお店でした。

宅飲みみたいな店内で、まずは乾杯

こちらがお店の中の雰囲気。カウンターを中心に、好きなものの話も、ゲームも、カラオケも、その日の流れで自然に楽しめる空間です。

ふらっと
本日はよろしくお願いします!
猛虎さん
よろしくね。ボトル入ってると思うけど、割り方は何がいい?
ふらっと
じゃあ、焼酎の午後スト割りでお願いします!
猛虎さん
はーい!これは掲載のお礼ね。景気づけに一杯どうぞ!
ふらっと
えっ、まさかのテキーラ!?こんな入れ物からテキーラが出てくるなんて思わなかったです。笑
もふもふ テキーラ

まさか、こんな可愛い入れ物からテキーラが出てくるとは。最初の一杯から、もふもふらしいゆるさと勢いが混ざった夜の始まりです。

可愛い入れ物から、まさかのテキーラ。もふもふの夜は、最初からちょっと楽しい。

いろんな人が集まる、ダイバーシティバー

ふらっと
早速なんですが、もふもふさんって色んな方が来られるんですか?
猛虎さん
来る来る。うちはダイバーシティバーだからね。ゲイの方はもちろんだけど、女性のお客さんもいるし、ノンケの方も来るよ。コスプレイヤーさんが来ることもあるし、女装さんが来ることもある。
猛虎さん
推し活の話をしてる人もいれば、アニメの話をしてる人もいるし、本当にみんなバラバラ。だから面白いんだけどね。

アイドルの話をする人もいれば、ゲームの話をする人もいる。アニメや相撲、仏像など、さまざまなオタク話が飛び交うこともあるそうです。

一人で来店するお客さんも多いそうですが、気づけば隣のお客さんと話が始まり、そのまま一緒に飲んでいることも。無理に輪に入るというより、好きなものの話をきっかけに自然と横につながっていく距離感がありました。

推し活の話をきっかけに、気づけば隣の人とも話している場所。

店名の由来はふわふわリラックス

ふらっと
なるほど…そういえば、「もふもふ」って名前も印象的ですよね。
猛虎さん
でしょ。笑
ふらっと
ちなみに、どうやって決まったんですか?
猛虎さん
ふわふわリラックスしてほしかったんだよね。カッコつけた名前にはしたくなかったし、かといってゆるすぎる感じにもしたくなくて。あと、ももクロが好きだから「もののふ」と掛けたかったのもあるかな。

名前を聞いただけで、ちょっと力が抜ける感じがする「もふもふ」。推し活の話をきっかけに会話が広がるお店という印象を受けますが、お話を聞いていてそれ以上に残ったのは、人との距離感でした。

好きなことを話しているうちに、気づけば隣のお客さんとの会話が始まる。猛虎さんが「宅飲みみたいな感覚」と話していた理由も、なんとなく分かった気がしました。

名前にも、猛虎さんらしさがにじむ。

来てくれた人たちと作った、今のもふもふ

ふらっと
お店を始める上で大変だったことってありましたか?
猛虎さん
めちゃくちゃあったよ。笑 最初はももクロが好きな人たちが集まれたらいいなと思って始めたんだけど、今みたいな形になるまでには色々あったかな。
ふらっと
今とは結構違ったんですか?
猛虎さん
最初は本当に、サブカルアイドルが好きな人たちが集まれる場所にしたいと思ってたんだよね。でも続けていくうちに、本当に色んな人が来てくれるようになって。方向性を変えたというよりは、来てくれた人たちと一緒に今のもふもふになった感じかな。

来てくれた人たちと一緒に、今のもふもふが作られてきた。そう考えると、店内に流れる宅飲みのような空気も、最初から決め込まれたコンセプトではなく、自然に育ってきたものなのかもしれません。

悩みを持ったまま帰らせない

ふらっと
ちなみに、お店として大切にしていることってありますか?
猛虎さん
悩みを持ったまま帰らせないことかな。最後に「来てよかったな」って思って帰ってほしいんだよね。だから喧嘩とかも嫌だし、誰かが泣いて帰るのも嫌だね。
ふらっと
それは昔から変わらないんですか?
猛虎さん
そうだね。せっかく来てくれたんだから楽しかったなって思って帰ってほしいよね。一人ひとりに背景があると思ってるから、話してみないと分からないことって多いじゃない?
猛虎さん
昔から見た目だけで決めつけられるのがあんまり好きじゃなくてね。だからお客さんにも興味があるし、まずは話してみたいんだよね。「この人はどんな人なんだろう?」って。
ふらっと
え!!てっきり猛虎さん、デブ専かと思ってました。笑
猛虎さん
ほらね。笑

お話を聞いていると、猛虎さんは「人が好き」という言葉がしっくりくる人でした。悩みを持ったまま帰らせたくない。見た目だけで人を判断したくない。どんな人なのか知りたい。

そうした言葉の一つひとつから、お客さん一人ひとりに興味を持っていることが伝わってきます。だからこそ、もふもふには色んな人が集まるのかもしれません。

「来てよかったな」と思って帰ってほしい。その想いが、もふもふの居心地を作っている。

二丁目に着いた瞬間、「ここは天国だ」と思った

ふらっと
そういえば、猛虎さん自身は初めてゲイバーに行った時のことって覚えてますか?
猛虎さん
覚えてるよ。学生の時だったかな。当時、出会い系サイトで知り合った人に連れて行ってもらったんだよね。もともと二丁目には興味があってさ。一回行ってみたいと思ってたんだよね。
ふらっと
実際に行ってみて、どうでした?
猛虎さん
二丁目に着いた時のことは今でも覚えてるよ。ゲイ向けのポスターとかが街に貼ってあってさ。「ここは天国だ」って思ったね。みんながゲイなの?自分と一緒なの?みたいな。なんか不思議な気持ちだったよ。
猛虎さん
その時に入ったお店の人がイケメンでさ、まるでアイドルみたいだった。笑

二丁目に着いた瞬間、「ここは天国だ」と思った猛虎さん。今では自分がお店を構え、多くの人を迎える立場になっています。

お店を始めたきっかけのひとつには、水商売を恥ずかしい仕事にしたくないという想いもあったそう。「ちゃんとした仕事をしなよ」「水商売をしていると言いにくい」そんな空気を少しでも変えたい。また、色んな人と出会えることも、お店を始めた理由だったそうです。

色んな“好き”が集まる場所

猛虎ママはももクロが好き。スタッフさん達も、椎名林檎が好きだったり、お相撲さんが好きだったり、色んな「好き」が集まっているそうです。

推し活、オタ活、ゲーム、アイドル、アニメ。好きなものがある人ほど、もふもふでは話のきっかけを見つけやすいかもしれません。

猛虎ママやスタッフさんが好きなものは何か、聞いてみてね。

フラダンス、犬、ゲーム。休日の猛虎さん

ふらっと
お休みの日は何をされていることが多いんですか?
猛虎さん
フラダンスかな。あとは犬と遊んだり、ゲームしたり。実家暮らしだから家族と過ごすこともあるよ。
ふらっと
フラダンスですか!?正直、かなり意外でした。笑
猛虎さん
最初はもっとゆるいものだと思ってたんだけど、意外と厳しくて。手の位置とか、体の向きとか、どの角度で見せるかとか。細かいところまで合わせるんだよね。しかも普段使わない筋肉を使うからさ。練習が終わる頃には、毎回ほぼ放心状態。笑
ふらっと
大変〜。僕には無理です笑。
猛虎さん
結構楽しいよ。フラダンスって本当に奥深いんだよね。継承の問題があるくらいだし。興味があったら教えるから、いつでも言ってね。笑

推し活やオタ活だけでなく、フラダンスの話まで自然に広がっていく。お店の話からプライベートまで、ゆるっと聞けてしまう距離感も、もふもふらしい時間でした。

ふらっと視点で見たもふもふ

本日のゲイバーはこんなところでした

お話を聞いていて印象に残ったのは、猛虎さんが人と関わることが本当に好きなんだろうな、ということでした。

「悩みを持ったまま帰らせたくない」「話してみないと分からない」。そんな言葉を聞いていると、目の前の人を決めつけず、一人ひとりと向き合おうとしていることが伝わってきます。

だからなのか、もふもふにはゲイの方だけでなく、女性やノンケの方、コスプレイヤーさんや女装さんなど、本当に色んな人が集まります。推し活の話をしている人もいれば、違う趣味の話をしている人もいる。それでも不思議と居心地が良いのは、その中心に猛虎さんがいるからなのかもしれません。

気になるけど少し不安。そんな方も、肩肘張らずに扉を開けてみてほしい一軒。ゆるっと、もふもふっと過ごしたい夜に。

もふもふの基本情報はこちら

料金・営業時間・アクセス・店内ルールなど、来店前に確認したい詳しい情報は基本情報ページにまとめています。

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